上越市高田公園では、第37回上越蓮まつりが開かれております。
本年も双頭蓮が開花しました。一本の茎から蓮の花が二つ。出現の割合は2~3万本に一本と言われているそうです。それだけでなく、並てい蓮も咲いたそうです。
一つの花の中に二つの花托をつけている蓮だそうです。
東洋一と言われるだけあって、高田公園のお堀の蓮は、数と美しさは圧巻です。
それだけでも凄いのに、この二つの蓮の奇跡的な咲き方は、上越市に何かしら喜びを運んでくれるような予感がします。
御釈迦様の蓮座、白衣観音の蓮座。
美と豊穣の女神とされる、(ヒンズー教)ラクシュミも又、蓮座に立っています。
花の中でも、霊格が高いと言われる蓮は、人が魂の進化と成長を成したとき…
蓮の花になると言われています。
又、蓮の香りは人も動物も全ての生命を癒すとも言われます。
私は、なぜこのように蓮のお話しを綴るかと言いますと…先日、高田公園を散歩した折に、朝の風が、夏を感じさせず涼やかな蓮の香りを運んでくれました。
私は蓮の香りと一体となり突然癒されました。
私の内側にやって来たのは、今更ながら生かされ育まれているという実感でした。自然の摂理の素晴らしさに感動を覚え…暫く蓮の花を見つめながら佇んでしまいました。
私の内側に浮かぶ想いをそのまま感じながら蓮の花と共にそこにいました。
何も着飾ることのない自然界。
人間の内側にある傲りや、憎しみや、いかり、悲しみ、恐れ。
それら全てを包み込む自然界の偉大さを、蓮の花を通じて感じた、ある日の朝の出来事でした。
今日は私の心に… 蓮の花を飾って祈ります。
今日は、私の祖父の命日です。
肉体は亡くなっても、霊(魂)は存在しています。
それぞれの違う次元で様々な形で生き続けています。
蓮の花で、豊かな優しさに導かれ
祖父の存在に感謝を捧げながら、今月の「一人言」の綴りを終えます。
どうぞ、お盆の月の8月は、皆様にとって大切なご先祖様への祈りの月になりますように。
心に蓮を飾って祈ってみてくださいね。
合掌…m(__)m
