2017年12月

白い妖精が舞い降りて、山々が美しく…白銀の世界が始まろうとしています。

一年の終わりの月、

この私の一人言を読んで下さっている方々は、いかがお過ごしですか?

冒頭の季節のご挨拶は、子供の頃の感覚を思い出して表現しました。

大人になると誰もが思う、『雪が降ってくる!』

私も、勿論そのような意識で見つめてしまう自分がいます。

けれど一方… 子供の頃に育った感性は、そこを打ち消します。

やはり、『妖精の舞い降りてくる季節…』 そう感じている自分がいるのも事実です。

幼い頃に、空を仰ぎ見ながら次から次へと降る雪に感動してみておりました。

しまいには首が痛くなって雪の上に倒れ込み、寒いなんて…あるいは、冷たいなんて…

一言も出ない、降る雪に魅せられておりました。

『綺麗!』 こんな自分を振り返ると、子供の頃は、全てが体験で喜びでした。

雪が降ろうと豪雪になろうと、心は豊かだったように思います。

よくよく過去を振り返ったら、山奥で育った私達

兄弟三人で朝早くから、道つけを「カンジキ」でしていました。

隣の家までの二本の道を、朝の六時から兄弟三人で道をつける仕事でした。

辛い時もありましたが、達成感を味わっていました。

でも、子供のお仕事ですから、所詮雑な道つけでした。(笑)

又、体重の軽かった私のした後は、人が歩くとすぐにズボズボと埋まってしまうような

道つけでした。

そんな、中途半端な道をつける作業でも、父や母の笑顔や慰労の一言が、子供ながらに

嬉しかったものでした。

私の田舎は4メートルから5メートルの雪が降り積もります。

毎日、学校から帰ったら雪降ろし…。

これも屋根にあがって、兄弟三人で遊びながらですが、必死に雪降ろしと雪かきをして

いました。

飽きてきたら屋根の上から兄も弟も空中回転で着陸。

パウダースノーですから、粉雪が舞い上がり凄いダイビングでした。

今から思うと凄い遊びをしていたものです。

それにしても、よくそんな豪雪地帯に住んでいたなぁ…と思います。

しかし、良くも悪くも全ては今の自分を育てる為の尊い環境と体験に出会ったように思

います。

そんな想いが立ち上がり、一人言を綴っておりますが…

もう少しで、一年も閉じていきます。

本年も様々ありました。

皆さまはいかがでしたか?

出逢いと別れを重ねながら育っていくのは、何でしょう?

そんな、風に自分に問いかけます。

肉体は、父母、ご先祖様からいただきましたが…魂は?

私は神様と答えます。

どちらも自分のものであるようで自分のものではありません。

子供が生まれた時に誰もが新鮮に思う…【授かりもの】そう思います。

そのように見つめたら本当に自らを大切に大切にしたいですね。

では何を大切に?

クリスマスももうじき…

私は、クリスチャンではありませんが、イエス・キリストを偲びます。

何を大切に生きられた方か…想いを馳せてみてください。

クリスマス…

天から妖精が舞い降りて皆様の心をあたたかく導き、一年を終えていく、豊かな月に

なりますように…

                            祈りを込めて         

                               m(__)m .:*:・’°☆