2022年10月

岩肌に根をはり一輪の秋桜が咲いている。風に揺られ繊細な葉をたなびかせながら……

わたしの人生に秋桜の花の精がいつも傍らに存在していてくれたように思います。

人生とは何なのか?使命とはなんなのか?

そのような意味を探し求めて…答えなど見つからない…諦めの境地に入ると必ず、秋桜に出逢うのです。

そう、それは秋の風景に美しすぎるほどマッチする秋桜の花。

やっとその問いかけに答えを感じ始めていた頃に、夏にお別れした兄を想いながら秋桜を感じていました。

そんな時に、友人から秋桜を頂きました。

ピンクの秋桜、白の秋桜、紅色の秋桜と優しくたおやかに漂う秋桜に魅了され、頂いた秋桜を玄関ポーチに飾りながら毎日毎日少しづつ枯れていく秋桜をアレンジしながら飾り…秋桜の命を惜しみながら、「いつも癒やしてくれてありがとう、あなたが存在してくれてありがとう」そんな会話をしていました。 命を閉じていく秋桜と、まだ一生懸命咲いてくれている秋桜に心で会話しながら、こんな事を想っていました。

「秋桜さん、わたしの人生にいつ終わりがくるかわかりません。もし、いま人生が終わると考えたとき、自分に対して「よく人生を使い切ったね。」と言える自分になりたいの・・・ですが?」

そんな問いかけに・・・「あなたはもう答えを知っています」

「えっ!」・・・そうなんです。内側にすでにやってきた答え!

【よく自分の人生を使い切ったね】

それが【使命】

【命を使う】=【使命】

使命とは、何をしたかなどというものではない。

実現したことの大きさで価値を計るようなものではない。

「命を使う」今をどのように生きるか、ただそれだけ。

限られた命を、限られた時間の中でどのように使ったか。

秋桜の精が、わたしの内側にたおやかに、優しく、美しく語りかけてくれました。それは、わたし自身からの出逢いでした。

コスモスは宇宙を現します。

宇宙は「問と答え」は一対。

わたしの宇宙との出逢い。

兄との、お別れから寂しさを感じていた、この秋に感じた想い。

亡き兄に…秋桜に…「氣づきをありがとう」           合掌