2014年6月

季節は梅雨の時期に入りました。本格的な夏を迎える準備ですね。

雨にうたれて紫陽花も美しく咲き誇ります。

ツバメは田畑を美しく旋回しながら巣造りを終え子育てに入っています。

ちなみにツバメの巣は外装工事に三日、内装工事に三日かかり約一週間で完成致します。

それにしても、土を張り藁を差し込み見事な建築やさんであり左官屋さんです。
しかも巣を作る場所は民家の軒下を選びます。
私は幼い頃、生家の軒下に巣を造るツバメを一日飽きもせずよくみていました。
子どもの頃は探究心が旺盛ですからね。

母からこんな事をよく耳にしました。
毎年やって来るツバメは生まれた郷里を覚えているし、帰って来て巣づくりをすると…。又、ツバメは運気を運んでくれる鳥であり、巣を作ったら、その家は一年間は安泰の象徴だと聞いた事があります。

雛は夏過ぎまで、はばたきや旋回や餌の取り方の練習をして親鳥と過ごし、越冬は、長い距離を飛びながら東南アジア迄飛んで行き、また帰ってきます。
きっと天界の星々からも応援を貰って郷里に帰ってくる渡り鳥なのでしょう。

ツバメだけでも観察すると不思議な位に感動致します。
その鳥に刻まれた生命を維持する設計図(DNA)に感動致します。
ツバメの生態ひとつ取っても「神様は凄い!」と、一人で感動しています。

「神様」と口にしただけで宗教と思われる世の中ですが、私はこんな足元から神様の存在を幼い頃から信じてきました。

今日は休日の朝…
大人になっても今もなおツバメを観察しつづけている私がいます。

素直に私達人間の座標軸というものを発見したいものですね。 燕尾服のツバメに敬意を抱きながら…

6月も宜しくお願いいたします。m(__)m