2014年9月

残暑が残りつつも暑かった夏を見送りながら初秋を感じるこの頃です。

9月2日は父の月命日です。
毎年この日は同じ空気感を感じて父を思い出します。15年前、残暑を感じながら、芒の穂と、優しく咲く秋桜が父を見送ってくれました。

これだけの歳月を経ても父の面影は鮮明です。
「逢いたいな。もう少し長生きしてくれていたらサンドバスに入ってもらえたのに…」毎年やって来る9月の命日に父の写真の前で思います。
でも先日の命日に私の内側にやって来た想いは少し違っておりました。

 霊前での祈りは…「お父さんの痛みは私のいたみ。お父さんも私も、切ない病気を体験して辛かったけど、私がこのサロンを勇気を持って立ち上げる事が出来たのは、様々な心身の痛みを体験したからです。ありがとうございます。天にいるお父さん、私を応援してくださいね。多くの人達が沢山の心身の痛みを感じています。少しでも、お客様に寄り添いながら楽にして差し上げられるように、私と私の元にいるスタッフも共に見守っていてくださいね。そして多くの人々が癒され生きる価値を見出だせますように。お父さんの痛みの体験を共有出来た事に感謝いたします。そして本当にありがとうございました。…」

  私達の命…
どうやら10代さかのぼると1024人の先祖(両親)の下に生まれてきているようです。(凄い数です。)
誰が欠けても私がいない。
その尊い生の誕生の軌跡がかけがえのない父母との出逢いの奇跡をうみ、育みます。
  私は再度、霊前で祈りました。
9月2日
 「お父さん愛しています。」

お盆が過ぎ、まもなくお彼岸を迎えます。

自然災害を含め、様々な事件。人の心が世の中の幸・不幸をうみます。
どうぞ、私の人生の幸せも祈りながら、世の中の人達の幸せも祈り…命を繋いで下さった多くの先人の皆様に感謝の想いをおくりませんか?

9月は優しい祈りの月になりますように…