春はもうじき……
立春を迎えると、不思議にも、氣の変化がわかります。
雪が降る凍てつく寒い日でも、幼い頃は空を仰ぎ、「どこから降ってくるのかしら?……今日の雪は冬の雪!……今日の雪は春の雪♪」そう感じながら雪と戯れ、触れ合ったことを思い出します。降り続く雪を手の平で感じたり、ミトンの上で雪の結晶の美しさに見とれ、一瞬で消えてしまう結晶の儚さに寂しさを覚えたり…幼い頃は全てが美しい自然の理と捉えていたように思います。
子供の頃の純粋に雪と向き合う気持ちを忘れて大人になり、今では、雪を厄介者にしてしまいます。確かに日常生活に滞りを感じて困ってしまうのは致し方ない事実ですが。
人生において、私達は様々な体験をしますが、その体験する中で何が起こるかわかりません。「全ては想定外」と言われることがよくありますが、考えてみれば想定外ということは、不自然な言葉に感じます。
人其々の人生は違っていて同じ人生はあり得ないし、ましてや人生のルートが決まっているのも可笑しなことです。
よく使われる「過去に前例がない」という言葉も見詰めたら可笑しな言葉です。
人間はデータで生きるのでしょうか?
日常起こる事に前倒ししすぎるほど心配し、不安や恐怖の連続の人生。
生きることは大変な事が沢山あります。雪ひとつとっても……確かに豪雪は大変です。けれど、そんな時こそ、違った風景をみる事があります。そして…感じます。
今回の豪雪に、何人ものお客様がサロンの駐車場の除雪のお手伝いに駆けつけてくださいました。心から感謝が溢れました。こんな素敵な方々がいらっしゃる……この気持ちを感じさせてくれた豪雪にまで有難いと感謝を感じました。
大変な中で、様々な場面での助け合いがありました。
ものの見方、考え方を学びます。
まさにものの見方は、コインの裏表のようですね。
立春を迎え、旧暦では新年を迎えました。本年はどんな年になるのでしょう。
地の時代が終わり風の時代と言われます。
心の重荷を脱ぎ捨てながら、軽やかな風に舞って歩みたいと思います。
春がやってきています。どんな状況下でも、心の持ち方を大切にしながら……
♪~軽やかな春風に舞えるよう~♪~準備をしてまいりましょう。
二月もどうぞ宜しくお願いいたします m(__)m
