爽やかな秋風を感じながら・・・
朝ウォーキングを始めた私は、鋪装された道路の傍らに咲く草花と出逢い、何故か涙が溢れ出る、そんな日々を過ごしていました。
「ごめんなさいね」と草花に語る私。こんなにコンクリートに固められた所でも静かに佇み咲く秋桜、小春日和に咲くタンポポ、露草……「なんで涙がでるのかしら?」
郷愁を呼び起こす秋の風情に浸りきった私。
今年は、お彼岸にお墓参りに行きたいと思いつつ、仕事に追われ体調不良から断念しておりました。そんな私に、サロンのお客様が、私の郷里に行くツアーを企画してくださっていたのです。
それは私を癒しへと誘い、本質の素直な自分に出逢う豊かな時へと導いてくれました。
このツアーは、私の生家の後地を訪ね、そして……お墓参り。その後、山奥のよし八池へと向かう行程で、参加者は14人。
当日は、天候に恵まれ、妙高山・火打山の裾野まで見える圧巻の美しさが、秋空に映えて感嘆!
まずは、生家の後地に祈りを捧げて……
お墓参り……この企画をされた方からの献花。
皆様が手を合わせて祈ってくださる姿に胸をうたれ・・・。
次のコースは黒倉林道からよし八池へ。標高750m。
紅葉がまだ始まっておらず、晩夏を見送りつつも蝉の声と虫の声に導かれながら到着。天高く広がる青い空、そして水面の美しさに魅せられながら散策…。暫く、雄大な大自然の美しさに陶酔し歓喜の声をあげたいそんな思いになりました。
傍らに咲く遅咲きの紫陽花、タンポポ、可愛ドングリの実。幼い頃にドングリの首飾りを作ったのを思い出したり・・・。爽やかに香る風に吹かれながらの散策。なんて自然の寄り添いは素晴らしいのでしょう。
冒頭に記した下界でのウォーキングの時に鋪装された道路の脇に咲くタンポポや草花に涙したのは、このことだったのですね。
下界を離れたそこは……まさに天界! 汚れのない天上界。
そして、ツアー参加者の皆様が作ってくださった汁物を頂きながらの歓談の楽しさ、更にはゲーム遊び。
皆で合唱した【ふるさと】私の大好きな歌。
皆様から温かなメッセージを頂いて過ごしたひとときの時間に、涙をおさえることができず、溢れる涙に任せて時を過ごしました。
自然体の自分に出逢い……
涙は浄化。
皆様に心から【ありがとう】をお伝えさせて頂きます。
溢れる程に大自然は、私達人間を癒し続けています。
自然の中で生きなさい……そんなメッセージを頂いたようでした。
人間が作り上げた歪みに氣づきなさいと・・・。
大自然は私達人類を見つめているようです。
与えて頂いた、人と一日に真心を添えて・・・。
この空が私を育み
この大地が私を育てた
愛によって生まれ
愛によって育てられ
愛して……
愛を残していく
それが……生命の連鎖。
ふるさとは、父母の愛
愛と
祈りと、
感謝を込めて……m(__)m
