いつもウォーキングする場所に、サルスベリの木が生えています。美しい花を咲かせるサルスベリは、本年は1ヶ月も花の咲く時期がズレていました。季節は足早に過ぎていくように感じた時に、サルスベリの花を見つめて昨年の夏を想いだしていました。
夏…
兄の旅立ちは昨年の7月でした。
ドクターから、「お盆まで命は持ちません」と告知され…夢であってほしい。。。
心は静止した状態になりました。
兄の葬儀を迎えた時、わたしは激痩せをした状態でした。
何故?こんなに痩せてしまうのか?確かに胃が痛み、胃の弱いのは分かっていましたが、本当に激痩せ状態でした。
わたしは、12才の時に胃カメラでの胃の検査をしました。ドクターから「お嬢さんは病気ではありません、何か悩みでもあるのでしょうか!?」ドクターは、カーテン越しに母に伝えておりました。
わたしは悩みがあるの!?
当時は幼くて、その意味がわかりませんでした。
この事を思い出して、昨年の激痩せの時を振り返りました。
人間とは本当に精妙な存在だと感じます。
今だからこそ分かるのです。
「感情エネルギーが肉体に影響している」と。。。
不安・悲しみ・怒り・憎しみ。様々な感情を人間は抱きます。どうやら、このエネルギーは心に発生したその瞬間に細胞が受信して、細胞自体を変化させていくようです。
緊張状態になった時や怒りの感情が出た時は、「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」という化学物質が、脳内から発生されます。これが血液、体液に影響し細胞を変化させ、肉体に現れてきます。
このように、心に抱いた感情を、そのまま細胞は受け止めて動き始めるようです。
一方、喜びや感謝などの感情を持つと、「セロトニン」、「メラトニン」などの脳内物質が放たれて細胞レベルで変化を発生させます。
どうやら、わたし達の意識の「あり方」をそのまま細胞は受け止めるようです。
ネガティブな感情ほど細胞にとっては不調和となるので、毒素を生み始めるようです。
(エネルギー)・(氣)
昔から言われている「病は氣から」
このような内容から、感じようとしない感情や、観なかったことにしている感情、更には我慢。
これら全ては、感情の蓄積になるようです。
では、どうしたらよいのか。。。それは、今の感情を素直に認めること。観なかったことにしないで認めること。そうでないと感情の蓄積が始まり、肉体レベルに支障をきたすようになってしまうのです。
人間だけが持つ細やかな感情。つまり心の動き。これらを正直に見つめていくことこそ、大切なことと感じます。
人間は感情を潰して生き、その我慢の先に、山が噴火したように、突然感情的な争いや様々な肉体レベルの疾患をまねいてしまうのですね。
わたしは、このような内容を確認し改めて冒頭で表現した、わたしの激痩せ。12才のときの体験は、今の学びに繋がっています。
サルスベリの花のように1ヶ月遅く咲こうとも、今が1番よい時を観じて咲くように、今の今を観じて生活の中に現れてくる感情を素直にかんじつくしながら、心のクリーニングを怠ることなく、していこうと思います。
ハワイのヒューレン博士の有名な著書「ホ・オポノポノ」から学び、心のクリーニングを深めていきたいと想うこのごろ。。。です。
10月も宜しくお願いいたします。
